この単元では、〇〇算と名前がついている特殊算の中で、もっとも有名な「つるかめ算」について勉強していきます。つるかめ算は、つるとかめが合わせた頭数と足の数から、それぞれ何羽、何匹いるかを求める問題です。今回のタイトルのように、すべてを、つる、あるいは、かめのどちらか「一方におきかえて解く」問題です。また、つるかめ算の応用で、お皿を洗うとお金をもらえるが、わってしまうと弁償(べんしょう)する、クイズに正解するとポイントをもらえるが、まちがえると減点されるという問題も勉強します。これらの問題は「弁償(べんしょう)算」とも呼ばれ、つるかめ算と同じ考え方で解くことができます。最初のうちは図をかいてイメージをもって解いていくのがよいです。この後勉強していく特殊算でも活躍しますので、ぜひ今回勉強して身につけましょう。(四谷大塚 予習シリーズ算数 四年上の解説です。テキストは四谷大塚から購入してください。)
解説

今回は、「つるかめ算」を勉強するよ。つるとかめが合わせて何匹、足の数が合わせて何本か分かっていて、それからつるとかめが、それぞれ何羽、何匹いるかを求める問題だ。もしみんな”つる”だったら、あるいは、もしみんな”かめ”だったら、足は何本になるか計算するのがポイントだ。実際の本数との差から解いていくんだ。
じゃあ、これから図をかいて解いていくよ。
つるかめ算の例題と解法

つるが何羽か求めたいので、この場合は、みんなもう一方のかめだったらと考えてみよう。
(1) 図をかいて解く
次のような図をかくとイメージがでて、わかりやすいよ。まず、みんな”かめ”だった場合の図をかいてみると。

1匹ごとの足の数④をならべて、全部の足の数4×13=52をかこう。次に、実際どうだったかを、この図に書き足してみる。

つるが何羽かいたので、そこは②になるね。足の数は問題にある通り、実際には44本だった。
では、最後に差を一番下にかいてみよう。

図の左側は、1匹ごとの足の本数の差になる。かめと考えたところが、実際にはつるだったら、1匹あたり2本の差がでるね。図の右側は足の数の合計の差だ。もしみんなかめと考えると52本で実際には44本だから、その差は8(=52-44)となる。1匹あたり2本の差だから、何匹(何羽)いると、足の差が8本になるかな?

で計算できるね。このように、

全体の差を1匹あたりの差でわることで、求めたい頭数を求めることができる。図をかくことでこれがイメージしやすくなったかな。この図のことを、〇〇〇を並べた図だから、串だんごをイメージして、ここでは「おだんご図」と呼ぶことにしよう。つるかめ算の解法の1つとしてカードの形にまとめておくので、参考にしてね。このおだんご図は、これから勉強する「弁償(べんしょう)算」や、「差集め算(過不足算)」、「とりちがえ算」でも使うので、実際に問題をとくときにかいて使えるようにしておこう。

(2) 面積図で解く
つるかめ算の解法として、面積図をかく方法もある。この解法も紹介しておくよ。

まずは、横がかめとつるの頭数(合計で13匹。それぞれはまだ分からない)、たてがそれぞれの足の本数(4本と2本)の面積図をかく。面積がそれぞれ、かめとつるの足の本数になるので、その合計が44本となる。
次に、みんな”かめ”だった場合の面積図をかくと、

みんなかめ、つまり13匹がかめなので、足の本数は図の青枠の面積になる。4×13=52(本)だ。
実際との差は、青枠の中の白いところだね。そこを考えると、

実際との差は、52-44=8(本)。これが上の図の赤枠の面積だ。ここのたての長さは、1匹あたりの足の本数の差、2本。つるの頭数は横の長さで、8÷2=4(羽)になる。
今回はまず、おだんご図の方でつるかめ算をしっかり理解して、次のステップで面積図の解法も使えるようにしよう。

弁償(べんしょう)算の例題と解法

弁償算の問題だ。お皿を洗うと20円もらえ、わってしまうと50円はらうという、もらうとはらうの2つがあることが、つるかめ算との違いだね。これも、図をかいてといてみるよ。

1まいもわらなかったとしてアルバイト代として何円もらえたか、計算すると、20×200=4000円になる。すべて、どちらか一方にする考え方はつるかめ算と同じだ。
次に、実際の場合をかき入れてみよう。

アルバイト代は問題にかいてある通り、3580円。何枚か、わってしまったので、そこは50円はらうことになる。区別するために△にしてかいたよ。差を考えるとどうなる?

全体の差は、4000-3580=420(円)だ。1枚当たりの差は、洗うと20円もらえ、わると50円はらうので、70円になる。ここが弁償算のポイントだね。
したがって、わったお皿の枚数は、420÷70=6(枚)になる。
このように、つるかめ算と同じように解くことができる。違いは1枚あたりの差が、足し算になるところだ。クイズの問題で、正解すると得点がもらえるけど、間違えると減点されるという問題もよく出題されるけど、差の考えは同じだね。解法のまとめカードをつけておくので、参考にしてね。

練習問題
つるかめ算①ーあまりがある場合

つるかめ算②

3種類のつるかめ算

弁償算ークイズ

つるかめ算ーテストの得点

コメント