四谷大塚 予習シリーズ練習問題解説(4年上 第6回 小数と単位)

 今回は、「小数と単位」で、小数の表し方や、小数のたし算、ひき算の筆算のやり方などを学びます。

 また、長さ(メートルm)、重さ(グラムg)、かさ(リットルL)の単位を変換する問題にも取り組みます。

 いろいろな問題で小数の計算が出てきます。計算方法を理解して、計算ドリルで正確性とスピードを身に付けていきましょう。

 (四谷大塚 予習シリーズ算数 四年上の解説です。テキストは四谷大塚から購入してください。)

解説

小数の表し方

 小数では、1の $\frac{1}{10}$を0.1、1の $\frac{1}{100}$を0.01と表します。

例えば、0.647という小数は、0.1が6つ、0.01が4つ、0.001が7つ集まった数です。

 また、小数のそれぞれの位を次のようにいいます。

小数のたし算の筆算

小数のひき算の筆算

長さ・重さ・かさの単位

長さの単位(メートルm)

 長さの単位としてメートル(m)が使われます。ほかにも、km(キロメートル)、cm(センチメートル)、㎜(ミリメートル)があります。キロは1000、センチは $\frac{1}{100}$、ミリは$\frac{1}{1000}$を表すので、次のような関係があります。

・km(キロメートル): 1㎞は1000m

・cm(センチメートル): 1cmは $\frac{1}{100}$mなので、100㎝が1m

・㎜(ミリメートル): 1㎜は$\frac{1}{1000}$mなので、1000㎜が1m。あるいは、10㎜が1cm

長さの単位の変換

 mをcmに変換するときは、1mが100cmですから、mの一の位がcmの百の位になります。5.8mをcmに変換するときは、mの5がcmの500なので、cmでは百の位になります。

 mをkmに変換するときは、1000mが1㎞なので、mの千の位がkmに一の位になります。480mをkmに変換するときは、mの千の位(4の前)に0をかいて、それをkmの一の位として0.48㎞とします。

重さの単位(グラムg)

 重さの単位としてグラム(g)が使われます。ほかの単位として、kg(キログラム)、mg(ミリグラム)があります。長さと同じようにk(キロ)は1000、m(ミリ)は$\frac{1}{1000}$を表すので、gとkg、gとmgには次の関係があります。

・kg(キログラム): 1kgは1000g

・mg(ミリグラム): 1mgは$\frac{1}{1000}$gなので、1000mgが1g

重さの単位の変換

 kgをgに変換するときは、1kgが1000gですから、kgの一の位がgの千の位になります。3.75kgをgに変換するときは、kgの3がgの3000になるので、gでの千の位になります。

 gをkgに変換するときは、1000gが1gなので、gの千の位がkgの一の位になります。38000gをkgに変換するときは、gの千の位から上のけたの38が、kgでは一の位から上のけたになります。

かさの単位(リットルL)

 かさの単位としてリットル(L)が使われます。ほかの単位として、kL(キロリットル)、mL(ミリグラム)のほか、dL(デシリットル)があります。d(デシ)は $\frac{1}{10}$を表します。

・kL(キロリットル): 1kLは1000L

・dL(デシリットル): 1dLは$\frac{1}{10}$Lなので、10dLが1L

・mL(ミリリットル): 1mLは$\frac{1}{1000}$Lなので、1000mLが1L

かさの単位の変換

 LをmLに変換するときは、1Lが1000mLですから、Lの一の位がmLの千の位になります。0.65LをmLに変換するときは、Lの”0.”の0がmLの千の位にあたるので、650mLとなります。

 mLをdLに変換するときは、100mLが1dLなので、mLの百の位がdLの一の位になります。


細長い牛乳パックは1000mLのものが多いね。

身近なもので、長さの単位のm、km、cm、㎜や、重さの単位g、kg、mg、かさのL、dL、mLが使われているものを探してみよう。


練習問題

数直線上の小数

異なる単位の計算ー道のりの計算

異なる単位の計算ー容器にはいった水のやりとり

小数の計算ーカードをならべて小数を作る

小数の計算ー基準の重さより重いものと軽いもの


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