
文章題をイメージをもって解くために、図をかくことが大切です。ここでは、線分図、面積図、おだんご図(差集め算などで使う図表)の3つをまとめて解説します。
特に、和と差、割合と比の特殊算で使いますので、それぞれの使い分けを理解しておきましょう。
はじめにー3つの大切な図(算数の三大解法図)について
文章題を解くときに、問題のイメージをもって解くのが大切です。イメージできない問題は解くのが難しいです。丸暗記した公式を使って答えられるかもしれませんが、使い方をまちがえれば不正解となってしまいます。葬送のフリーレンの世界でいう魔法と同じかもしれません。

ゼンゼのセリフ「魔法の世界はそんな甘いものでじゃない。完ぺきにイメージできないものは実現できない」を置きかえてみると、「中学受験算数の世界はそんな甘いものじゃない。完ぺきにイメージできないものは解くことはできない」と、なりそうです。
いろいろな図のうち特殊算に共通に使う3種類の図があります。「線分図」、「面積図」、「おだんご図(差集め算などで使う図表)」です。この3種類で十数種類もの特殊算をカバーできます。和と差、割合と比の特殊算のほとんどはこれらを使って解きます。速さ、植木算、数列などの問題にも使うことができます。まずは、これらの3種類の図を理解して、問題ごとに使いこなすことが大切です。
線分図
線分図では、線の長さで量を表します。

面積図
かけ算の積を長方形の面積で表します。

おだんご図
1個あたりの数字をならべて、積を表します。〇で数字をかこんだのを、1つのおだんごとして、ここでは「おだんご図」と呼ぶことにします。

これが、特殊算の三大解法図の「線分図」、「面積図」、「おだんご図」の超基本です。それぞれ図の解説と、それらを使った具体的な特殊算の解法の記事を次にまとめます。
算数の三大解法図を使って解こう!
線分図で解こう!
面積図で解こう!
おだんご図で解こう!
算数解法の三大図のまとめ
(T.B.D.)