今回は、必要でないところを0にした”だいたいの数”である「がい数(およその数)」について勉強します。数のはん囲の表し方(以上、以下、未満)、がい数に変える3つの方法(切り捨て、切り上げ、四捨五入)、がい数のいろいろな表現方法など、覚えましょう。
解説
数のはん囲の表し方
数のはん囲の表し方には、以上、以下、未満があります。
〇以上、〇以下では、〇をふくみます。〇未満では、〇は含まない点を注意します。
上の例で、10以上15以下の場合は15をふくみますが、10以上15未満だと15はふくみません。また、小数の場合は、15未満は14以下でなくて、14.99999999……となります。うっかりまちがえることもあるので、これも注意です。
がい数の求め方
がい数の求め方には、切り捨て、切り上げ、四捨五入の3つがあります。
富士山の高さを例に、3つの方法を確認します。
この例題では、百の位までが「必要なところ」で、十の位以下は「不要なところ(はんぱ)」になります。数字に、「必要なところ」と「はんぱ」の間に線を引いて、はっきり区別しましょう。③の四捨五入の場合に、どの数字を四捨五入するのか、はっきりわかるように、その数字を囲いましょう。「はんぱ」の一番上のけたになります。この数字が0~4であれば切り捨て、5~9ならば切り上げになります。
がい数のいろいろな表現
がい数の問題では、がい数のいろいろな表現があります。どこまでが「必要なところか」、どこから下が「不要なところ(はんぱ)」なのか、「四捨五入するけた」はどこなのかをしっかり理解しましょう。
小数とがい数
次の例を考えます。
四捨五入の場合は、四捨五入するけたの数が、「5以上4以下ではなくて、5以上5未満」となることを理解してください。
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