
今回は、4年生下第6回で学習した割合を使った応用問題にチャレンジしていきます。
割合のもとにする量(1にあたる量)を求める問題を、「相当算」といいます。実際の数と区別するために、割合が表す量は、割合の数字を〇でかこった丸数字(〇数字)で表します(もとの量が違う場合は□や△などの記号も使います)。相当算の基本の解き方では、線分図をかいて、実際の数字と〇数字のペアを見つけて、もとの量である①を求めます。この解き方をしっかりと身につけましょう。
発展問題として、もとの量が2種類あるものがあります。順にさかのぼって求める方法は「還元算」と呼ばれ、相当算の典型的な問題です。
今回、さらに還元算で解けない問題も出て来ます。これらの問題では、2種類のもとの量を1種類にそろえて解きます。例えば、〇数字と□数字で表していた場合には、(割合の合成、マルイチ算を使って)すべてを〇数字にそろえます。これによって、数字と〇数字のペアを見つけて解くことができるようになります。これらは、難易度が高い問題になりますが、がんばって挑戦してみましょう。
(四谷大塚 予習シリーズ算数 五年上の解説です。テキストは四谷大塚から購入してください。)
解説
百分率と歩合
百分率と歩合のまとめカードです。

相当算
相当算は、割合のもとにする量(1にあたる量)を求める問題です。基本解法は、
・線分図をかく
・実際の数字と丸数字(〇数字)で表した割合にあたる量とのペアを見つける
・もとにする量(1にあたる量。丸数字の①)を求める
の3ステップになります。
この基本解法については、以下の線分図の記事の「相当算」の部分を参考にしてください。
参考記事
練習問題
相当算ーもとにする量が2種類

相当算ー生徒数


相当算ーもとにする量が2種類(割合の合成)

割合のやりとり算


相当算ーもとにする量が2種類(割合の合成)

相当算ーもとにする量が2種類(〇を使った式で解く)


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